ひむかかるたの遊び方

ひむかかるたの心得

この「ひむかかるた」は、多くの人の協力を得て作られたものです。かるたには、私たちが楽しく遊びながら、郷土宮崎の歴史や人物、重要な遺跡、雄大な自然などをよく知り、郷土を愛し、郷土宮崎のために力を出し合える県民になってほしい、という願いが込められています。
勝敗にこだわらず、郷土が育てた人物や美しい自然、文化や産物を心に描きながら、ルールを守って礼儀正しく、仲良く遊びましょう。


ひむかかるたのルールについて

下記よりひむかかるた競技ルールをダウンロードすることができます。


競技の仕方

この「かるた」競技は、毎年行われる「ひむかかるた競技大会」や「交流戦」でも、次のように行われます。
1、団体競技(三人が一組となり、二組で競います。)
2、個人競技(一人対一人で競います。)


競技に必要な係

1、進行係・・・一、二名(競技を進めていくのですが、人数が少ない場合は「読み手」がかねることができます。)
2、読み手・・・一、二名(読み札を読む)
3、審判員・・・各試合に一、二名(競技を公平に審判する)


競技に用いる札

「ひむかかるた」を使用します。読み札、取り札とも四十六枚です。


競技の準備

1、競技中のけがを避けるため、爪が適切な長さに切ってあることを確認しましょう。肩より先(腕・手首・手)にはアクセサリーの装飾を禁止します。スカートの着用も禁止します。
2、団体競技の場合、三人ずつ向かい合って一列に並び正座をします。この陣の幅は1,5mメートル以内とし、この幅の中に三人が適当な幅をおいて並びます。
3、進行係の合図で、お互いに礼をします。各チームの真ん中の人がジャンケンをします。勝った者が札をよくきって二十三枚ずつに分けて、中央に置きます。ジャンケンに負けた者が先にどちらかを取り、勝った者はあとからとります。
4、取った札はそのまま並び変えず、自軍の前に、団体の場合は二段、個人の場合は三段にそれぞれ平均に並べます。
5、両方の陣の間は、三センチ離し、各段の間、及び左右の間は一センチほどあけ、札と選手のひざがしらとの間は二十センチ以上あけます。


競技上の注意

1、かるたを並べ始めてから一分間は記憶時間とします。
2、読み手が「から札・な」を二回読みます。これが予告となり、三回目に読み札から取り始めます。各札二回ずつ読みます。読み手は、最初に読んだ「から札」を途中でもう一度読みます。このときは取ってよいです。
3、札が読まれるまでは、手は膝の上に置き、机の上にかぶさらないようにし、ひざより前に顔や手が出てはいけません。
4、札を取るときは、押さえても、はじいても、押しても、引いてもよいが、故意にとばしてはいけません。両手を使ったり、腕づくで札を引っ張り合ってもいけません。札に指が早く触れたほうが勝ちです。
5、読まれた札でない札に手を触れたら「お手つき」として、取った札の山の中から一番上の札を相手に渡します。取った札がない場合には、次に読まれた札を相手が取ります。味方がそれぞれ同時に「お手つき」をしても相手に渡す札は一枚でよいです。
6、取り札最後の二枚になったら、どちらかの札が残っても、横に三十センチほどはなして中央に並べ、各組の代表一名で、この札を争い、一枚を取った者が残りの一枚も取ります。
7、競技の始めと終わりには、お互いに「札」をすることを忘れずに。札を取るときは、大きな声で「はい」と声を出して取りましょう。相手に不満があっても直接「言い争い」をしないで、審判を通して意見を述べましょう。
8、競技の方法や並べ方などを工夫して試合をしてみましょう。


採点

得点の計算は、一枚一点とします。ただし、団体競技の場合は、次のような「やく札」があります。「やく札」は揃わなければ、一点として計算します。団体・個人とも同点の場合は「から札・な」のある方が勝ちとします。
①シンボル札/ふ・ら・んの三枚で十点
②三 人 札/は・み・りの三枚で十点


参考動画